皆さま御機嫌よう。
寒すぎますね! 恒温動物万歳!
今日はガロ系の漫画紹介します。
あの伝説のサブカル雑誌ガロ!
お約束のベタな展開はほぼなくただただ尖っています。
私そんなの大好き! という事で紹介します。
知っている方もそうでない方も最後まで是非お読みください!
芸術性の高いものから過激作品まで!
幅広く奥深いガロの世界へ!
この記事は
- ガロに興味がある。
- 個性的で面白い漫画を知りたい。
- 自称サブカル女子男子をぎゃふんと言わせたい。
ガロという雑誌の概要と、
その後におすすめ漫画を7つ紹介します。
それでは参りましょう。
関連記事としてガロ漫画家が手掛けたアートワークの記事も是非ご覧ください。
ガロという雑誌
ガロとは青林堂という会社から1964年から2002年まで刊行された雑誌です。
初期は水木しげるや白土三平など、
大漫画家が漫画を描いていた由緒ある雑誌です。
当時の雑誌の規定から人数が足りなかったそうで、
水木しげるが名前を変えて何作も書いていたそうです。
そんなガロは商業性に捕らわれず独創的な漫画を重視し、
後にサブカルの総本山ともいわれるような独自性のある雑誌になりました。
そんなガロからお豆が7つおすすめの漫画を選びたいと思います。
ガロ系漫画のおすすめ7選
それでは参りましょう。
芸術性の高い漫画から少年誌や青年誌では見られない、
超過激な漫画まで幅広く奥深いガロ漫画のおすすめを紹介します。
つげ義春/ねじ式 1968年
ガロ系漫画で超有名な漫画です。
迷ったらとりあえずこれを読んでみましょう。
とにかくシュールでアヴァンギャルドな漫画です。
「ラーメン屋の屋根の上で見た夢。原稿の締め切りが迫りヤケクソになって書いた」
出典元:Wikipedia
だそうで、バッドトリップな漫画です。
小説を読んでいるような感覚になります。
ガロを読みたいけど何から読めばいいかわからない!
という方は必読です。
林静一/赤色エレジー 1971年
こちらも有名な作品です。
こちらもねじ式と同じく前衛的な作品です。
海外でも翻訳されており、評価の高さがうかがえます。
漫画で飯を食って行きたい青年とその恋人の物語。
若さゆえのすれ違い、踏み込めない結婚。
テーマはベタですが圧倒的なセンスと画力で描きます。
私が文部大臣になったら教科書に乗せます。
正直、かなりやばいです。 ←頭悪そうな感想
美しい絵と深読みが出来る文章が好きな方にお勧めの1冊です。
山野一/四丁目の夕日 1986年
山野一さんのややこしい名前の作品です。
三丁目の夕日とは真逆の話です。
母の死から始まる主人公の不幸の連鎖。
この漫画はとにかく不幸です。
出てくる人物全員不幸で ここまで書くかというくらいです。
一切ハッピーな描写がありません。
バブル前夜の浮かれた世の中と、
工場労働者や下町の貧困との対比が受け入れ難い程鮮明に書かれています。
でもこれが現実なんですかね。
初めて読んだ時かなり気分が沈みました。
必読の名作で、
不条理な話やグロい話が好きな方にお勧めです。
山田花子/嘆きの天使 1990年
山田花子の短編集です。 精神の病で若くして自ら命を絶っています。
どこかに そんな危険な匂いがする短編集。
幼少期のいじめ体験や男性に対する恐怖感が全面に出ています。
読みたくなくなるような陰湿な話からギャグまでかなり幅広いです。
嘆きの天使はマイルドですが、
他作品は胸が締め付けられるような話が多いです。
(特にいじめ系の話はすごくリアル)
その他作品もぜひ!
笑ったり胸糞を悪くしたり行ったり来たりしたい方にお勧めです。
根本敬/人生解毒波止場 1995年
お次は、
サブカル界の大御所であり特殊漫画家でもある根本敬さんです。
かなり特殊です。
見る人を選びまくる作風です。
お豆に丸尾末広を教えたフィアンセでさえも
”きちー!好きくない!”と言っています。
漫画もありますがこの本がおすすめ。
電波系やホームレスや地下人間に体当たり取材した記録です。
観念絵夢というド級のMの話がめっちゃ面白かったです。
変わった世界と面白い絵を見たいという方にお勧めです。
ねこじる/ねこぢるうどん 1997年
お次はねこぢるの作品です。
この絵みたことありませんか?
ねこぢるの特徴はポップで可愛い絵と不条理な展開です。
あらすじは、
画像のねこがうどん屋で去勢されて死ぬ。
それだけです。
おもしろいですよね。
短編集はブラックな話から笑える話まで盛り沢山な内容です。
インド旅行の話は最高です!
ちなみに、上で紹介した山野一の奥さんです。
すでに自殺で亡くなっていますが。
可愛い絵と残虐とシュールな内容にときめきたい
そんな方におすすめです。
丸尾末広/新・ナショナルキッド 1999年
続いては丸尾末広の新・ナショナルキッドです。
丸尾はグロテスクで過激な作風です。
人間の誰もが持つ暴力性を極端にデフォルメしています。
日本人が世界大戦に勝ち、
ヒトラーがあがめられる世界を描いた短編は圧巻で、
丸尾ワールドさく裂!暴力の限りを尽くした描写です。
人間の持つ一面、是非直視してください。
危ない好奇心を持っている坊やや少女におすすめの一冊です。
まとめ
いかがでしたか?
今日は伝説的な雑誌ガロのおすすめ漫画を紹介しました。
正直まだまだ紹介したいものはありますが、
シュールとグロと面白を織り交ぜた結果こうなりました。
皆さまが一冊でもお気に入り作品を見つけ、
人生が豊かになることを祈っております!
以上!
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