皆さま御機嫌よう。
今日は変わったアーティストを紹介します。
タイトルに示した通り中々の経歴の持ち主ですよね。
肩書コレクターと言いますか、
形から入るタイプというか・・・
どちらも言わないですか? そうですか?
皆さまはご存じですか?
知らない方もそうでない方も是非最後までお読みください!
この記事は、
- 珍しいアーティストを知りたい。
- カッコいい音楽を知りたい。
- 皆の知らないものを知りたい。
という方におすすめの記事となっています。
で、なんていうアーティストなん?
正解はMOON DOGという方です。
月に向かって吠える犬のオマージュでこのような名前になります。
ムーンドッグの経歴
簡単な経歴を説明します。
- 1916年 アメリカで生まれる。
- 1922年~25年 アメリカ先住民族の保護区に訪れて、民族楽器に触れ音楽的なルーツとなる。
- 1932年 顔面でダイナマイトが爆発し全盲となる。
- 1943年 ニューヨークでストリート生活を始める。
- 1974年 ドイツに渡る 。
- 1999年 ドイツで死去
ニューヨークで路上生活者として生活しており、
ヴァイキングの恰好/角のついたヘルメット/長いひげ
等奇抜な格好で周囲の目を引きます。
ストリート生活でオーケストラ団員に注目されたり、
人脈を広げフランクザッパやフィリップグラスなどの大物からリスペクトを集めます。
ムーンドッグの音楽性
地下鉄の霧笛などのアンビエント要素や、
ジャズやクラシック、インド等の民族音楽の影響が強く表れた独特の音楽性です。
楽しそうですよね。
おすすめアルバム3選
そんなムーンドッグのおすすめアルバムを紹介します!
Moondog And His Friends 1953年
Moon Dog名義の最初のアルバムです。
ジャズや民族音楽そしてクラシックの影響を感じるアルバムです。
色々な音が鳴っており不思議な音楽です。
どうでもよくなった金曜日にお酒を飲みながら聴きたいアルバムです。
More Moondog 1956年
雑踏や霧笛などニューヨークのストリートの環境音(?)
が入り混じる素敵な作品です。
そこからの鮮やかなミニマルで民族音楽チックな音への切り替えがかっこいいです。
これが半世紀以上前とは思えません。
聴いたことない音すぎて新しく感じます。
Moondog In Europe 1977年
ドイツに渡った際のアルバムです。
上二つとテイストが違い、
クラシックの影響を感じさせる癒しのアルバムです。
バッハを敬愛しストラヴィンスキーなどの大物と交流を持った,
Moondogならではのアルバムです。
昼下がり紅茶を飲みながら聴きたいアルバムです。
まとめ
いかがでしたか?
かなり変わった経歴のアーティストですよね。
中々いないタイプです。
音楽も経歴同様に不思議です。
皆さまの音楽DIGに貢献出来ましたら光栄です。
いじょう!
▼この記事は下記文献を参考にしています▼
エクスペリメンタル・ミュージック ディスクガイド NTT出版 2009年
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