知っておくべきドイツの電子音楽の特徴とおすすめ

音楽ジャンル説明

皆さまグーテンモルゲン!

ドイツです。

ドイツと言えばソーセージ!ビール!

そして、電子音楽!

という事で、

本日は電子音楽で有名なドイツのおすすめアーティストを

電子音楽が発展した理由とともに紹介したいと思います

以前、

日本の電子音楽御三家を紹介しましたが、

それのルーツと言ってもいいでしょう。

この記事は、

  • 電子音楽に興味がある。
  • 聴いたことのないような音楽を聴いてみたい。
  • 色々なものに触れて世界を広げたい。

という方にお勧めの記事となっております。

まずは、

電子音楽の特徴と歴史を紹介しておすすめアーティストを紹介します。

電子音楽とは?歴史と特徴を解説!

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まずはおすすめの電子音楽アーティストを紹介する前に、

電子音楽の歴史と特徴を説明したいと思います。

電子音楽の歴史

最古の電子音楽はロシアで発明されたテルミンや1900年~20年代に発明されます。

当時は技術競争のような感じで、

ポピュラーミュージックに積極的に取り入れられることはありませんでした。

第二次世界大戦後の1940年後半~1960年代、

フランスのパリとドイツのケルンに電子音楽のスタジオが出来ます

そこから本格的に電子音楽がポピュラー音楽に取り入れられました

これが電子音楽の始まりだと言えます。

世界で初めての電子音楽のスタジオがあったことから、

ドイツから数多くの電子音楽が生まれます。

電子音楽の最重要人物: シュトックハウゼン(1928年~2007年)

ドイツには世界で初めて電子音楽を作曲した、

シュトックハウゼンがいます。

現代音楽出身の作曲家です。

後で説明するアーティストにも多大な影響を及ぼします。

また、前衛/現代音楽家として活躍します。

彼の1955年~1956年の作品を聴いてみましょう。

かなり尖ってますね。

不気味ですが、現代に続く電子音楽の原点と考えると感慨深いです

電子音楽の特徴

電子音楽の特徴とは何でしょう。

シュトックハウゼンの作品を聴いてどう思いました?

従来の楽器では出せないような音が出ていることに気づきます。

主な特徴は、

  • 音の発振や合成が可能。
  • 人間の演奏では不可能な音が出せる。
  • 音色を操れるようになった。

の3つがあげられます。

技術によって音楽の幅が広がります。

電子音楽の本場ドイツのおすすめアーティスト5選

ではおすすめのアーティストを紹介したいと思います。

前項で説明したシュトックハウゼンのような現代音楽だけではなく、

ロックのアーティストを紹介したいと思います。

従来の楽器と電子音のハーモニーが最高かっこいいです。

タンジェリン・ドリーム 1967年~

電子ロックの先駆者であるエドガーフローゼが立ち上げます。

サルバトール・ダリとの出会いで前衛的な音楽に傾倒していきます

そのため、独特な雰囲気が流れています

かなり現代音楽に酔っています。

デヴィッドボウイにベルリン紹介をしたりする重要人物です。

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カン(CAN) 1968年~

メンバーがシュトックハウゼンに学んでいます。

現代音楽をバックグラウンドにもつロックミュージシャンです。

また、メンバーにジャズやブルース民族音楽好きがいたりと、

バラエティー豊かです。

ロックを踏襲しつつも、

電子音楽や様々な解釈で音楽に取り組んでいるように見えます。

素敵です。

CAN – Paperhouse (1971)

ちなみにボーカルは日本人のダモ鈴木という方です。

欧米顔だと思って見てみたら、

いきなりアジア顔で焦ると思いますが大丈夫です。

あってます。

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クラフトワーク 1970年~

電子音楽界の超大物で電子音楽界のビートルズともいわれてます。

デヴィッド・ボウイやSEX PISTOLSのジョン・ライドンなどの、

世界中のビッグネームからの支持があります。

聴いたことのある音がかなりあると思います

ライブに人間を出さずロボットを出したり、

なかなか面白いです。

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ノイ!(NEU!) 1971年~

クラフトワークの雇われドラマーが立ち上げます。

こちらもビッグネームのフォロワーが多いです。

実験音楽っぽくて最高です

しかし、当時はあまり売れなかったそうです。

ファウスト 1971年~

実験音楽臭がかなりするバンドです。

しかし尖っていてかっこいいです

たくさんの音が鳴っていて素敵です。

ジャケットにも凝った渾身のアルバムが1000枚しか売れなかったそうです。

ドイツよりもイギリスで人気があったそうです。

Faust – Faust (1971)

まとめ

いかがでしたか?

電子音楽の世界は奥深いです。

いつも、人間の好奇心と技術で新たなモノが生まれます。

そして、様々な人が多様な解釈をし、

そこからまた新たなモノが生まれます。

素敵ですね。

今聴いても革新的でかっこいいですよね。

皆様の好奇心を刺激出来たら幸いです。

以上です。

※このブログは下記文献を参考にしました※

”アヴァン・ミュージック・ガイド” 作品社 1999年

”IRCAMにおける音楽創造と技術展開” 水野みか子

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