フリージャズとは?概要と知っておきたい名盤7選を紹介!

音楽ジャンル説明

皆さま御機嫌よう!

今年は2月まで少しのお出かけはビーチサンダルで過ごそうと思うお豆です

あったかすぎです。

今日はフリージャズに関する記事です。

ジャズと言えばおしゃれな感じがしますが、

今日ご紹介するフリージャズは、

読んで字のごとくフリーなジャズです

既存の理論や演奏方法の枠を超えており、

聴く人によってはあまり良く聴こえないそうです。

個人的には現代音楽や実験音楽とも似たような側面があり

非常に面白いと思っています。

新しいものを作り出そうとすることは素敵ですよね?

そこでこの記事では

フリージャズとは何か、

知っておきたいおすすめ名盤とその魅力を紹介したいと思います。

この記事は、

  • ジャズやフリージャズに興味がある。
  • 面白い音楽を知りたい。
  • ジャズに詳しくなってドヤりたい。

こんな方にお勧めの記事となっております。

それでは参ります!

フリージャズとは?起源と特徴!

Silhouette of a Man Playing Saxophone during Sunset

まずはフリージャズの起源と特徴をざっくり紹介したいと思います。

フリージャズの起源

1959年のニューヨークでオーネット・コールマンという方が、

伝統的なジャズの様式を無視した即興音楽を演奏しました。

あまりにも従来のジャズとかけ離れていたため、

当時批評家からは激しい賛否両論があったそうです。

しかしこの取り組みは、

ジャズや後進のフリージャズのアーティストに影響を与えます

これが、フリージャズの始まりと言われています。

フリージャズの特徴

フリージャズは即興性があります。

演奏ごとに音が変わる為不確定性や偶然性が他の分野に比べて多いです。

また、民族楽器や電子音楽の導入なども積極的に行われます

こういった点をみると、

現代音楽や実験音楽、前衛音楽との共通点が多く、

ジャズの世界でも新たな音楽やジャズという

分野の拡張が行われていたことがわかります

つまり、

めっちゃおもろい

ってことです。

フリージャズの知っておきたい名盤7選!

お次はフリージャズの名盤を7枚紹介したいと思います。

即興から民族音楽、電子音楽も混ざり始めたり、

かなりカオスなアルバムがありますので是非聞いてみてください!

オーネット・コールマン / フリージャズ 1961年

Ornette Coleman ~ Free Jazz

フリージャズのパイオニア的なサックス奏者の名盤です

演奏は各演者の即興音楽にお任せという、

どきどきするアルバムです。

どうでした?

今までのジャズのイメージとは違うでしょう?

ちなみにこのアルバムは

フリージャズという言葉が使われ始めたきっかけでもあり

フリージャズを語るうえでは欠かせない1枚です。

【輸入盤CD】ORNETTE COLEMAN / FREE JAZZ (Deluxe Edition) (オーネット・コールマン)

ジョン・コルトレーン / アセンション 1965年

John Coltrane – Ascension

ジャズ界を代表するサックス奏者が、

オーネットコールマンのフリージャズに触発されて作ったアルバムです。

かなりかっこいいですよね。

集団の即興音楽の途中でソロある為 わりと聴きやすいです

それにしても集団即興の迫力はすさまじいです。

その後のソロとのギャップがクールです。

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アルバート・アイラー / スピリチュアル・ユニティ 1964年

Albert Ayler – Spiritual Unity (full abum) (HD 1080p)

こちらもフリージャズの重要人物の1枚。

あ、サックス奏者です。

アルバート・アイラーはお豆が聴いた初めてのフリージャズで、

想像のジャズと違いすぎて衝撃的でした。

アルバート・アイラーは攻撃的と言われますが、

このアルバムは特に剥き出しの野性味あふれる音で超カッコいいです。

サックスの音が耳をキーンとさせますが、 慣れればほしくなってくる。

不思議。

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セシル・テイラー / ユニット・ストラクチャー 1966年

Cecil Taylor – Unit Structures (Full Album)

フリージャズ先駆者の1人であるピアノ奏者。

超個人的な感想ですが、

サックスよりもピアノの音のほうが丸みがあり、

聴いたことのない方でも聴きやすいと思います。

がしかし、全体的に前衛的な作品となっておりかなり楽しめると思います。

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アート・アンサンブル・オブ・シカゴ / A Jackson In Your House 1969年

Art Ensemble Of Chicago ‎- A Jackson In Your House (1969) FULL ALBUM

多くの楽器を弾く多楽器主義の集団で、

いろんな音が鳴っており楽しいです。

上4つと比べてかなり異質のように感じます。

明るい曲が始まったかと思えば、 変な声や即興が始まり・・・

右往左往の大忙しのアルバムです。

個人的にはこのくらい揺さぶられたほうが楽しくて好きです。

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ドン・チェリー / ブラウン・ライス 1975年

Don Cherry – Don Cherry / Brown Rice (1975) FULL ALBUM

オーネットコールマンのバンドでトランペットを演奏していた

ドン・チェリーのアルバムです。

ジャズと思って聴いたら、

”思ってたんとちがう~~!!”ってなります。

お豆一押しのアルバムで、

民族音楽色や電子音楽など様々な要素がごちゃまぜな素敵なアルバムです

民族音楽が強いような気がしますが・・・

ポップな実験音楽という感じでかなり好きです。

サン・ラー / LANQUIDITY 1978年

Sun Ra- Lanquidity

最後は異星人のアルバムです。

土星からの使者と自称し

多くの楽器やお音楽的要素をごちゃまぜにして独特の世界観を作ります。

面白そうですよね。

ドローンでもありサイケでもありジャズ。

もう宇宙的としか言いようがありません。

不思議な感覚にさせてくれるアルバムです。

まとめ

いかがでしたか?

お気に入りのミュージックみつかりました?

ジャズと言えばおしゃれな感じがしますが、

こういった分野もあります。

奥深いですね。

面白い。

これを機に皆さまが様々なものに興味を持っていただければ幸いです。

以上

▼この記事は下記文献を参考にしています▼

ジャズの歴史(音楽の友社) 1993年 フランク・ティロー 訳:中島垣雄

アヴァン・ミュージック・ガイド(作品社) 1999年

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