皆さま御機嫌よう。
今日は音楽のさらなる深みに皆さんをご案内したく!
インダストリアルミュージックという分野の概要や歴史/名盤を紹介したいと思います。
普通の人は聴かないであろう圧倒的に個性的な分野です。
- 他の人と差をつけたい
- みんなと同じは嫌
- もう春なのに厚着して汗だく
といった方にお勧めの記事になっております。
では!
インダストリアルミュージックって?歴史と特徴
まずはインダストリアルミュージックとは何ぞや?
歴史と特徴を説明します!
インダストリアルミュージックの歴史
1977年にモンテ・カザッザが発案し後で紹介する
イギリスのスロッビング・グリッスルが デビューアルバムに記した言葉、
”INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE”
がはじまりと言われています。
その後はポストパンクやニューウェーブが流行る世の中で動きを続け
今なおノイジーで実験的な面白い発展を続けています。
インダストリアルミュージックの特徴
大きな特徴ですが個人的にはとにかくノイジーで実験的です。
かと思えばめちゃくちゃポップなダンスミュージックのようなものもあったりします。
はっきりこれ!!
といった特徴がありません。
インダストリアルを表したいくつかの言葉を紹介します。
ある本にはこんな記載もあります。
没個性&俗物主義を悪趣味かつアート的に展開させた新興ジャンル
INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE P.2
聴いていただければわかると思いますが、
どこが没個性や!とつい言いたくなります。
しかし物とお金が溢れかえる混沌とした世の中を
否定も肯定もせずにありのまま描いていると考えればうなずけるかも・・・
(かなり無理やりですが)
またこのようにいう方もいます。
インダストリアルミュージックは既存の楽器にとらわれない音楽制作を行い、
留保なきノイズ主義
非音楽要素を積極的に取り込んでいく。
聴いてみると雑音やフィールド音などなど非音楽を70年代後半に
音楽として使用したというのは新しいのかもしれません。
とにかく既存音楽を破壊するという気概があったようです。
インダストリアルミュージックのおすすめ
それではインダストリアルのおすすめアーティストを紹介したいと思います!
Throbbing Gristle (スロッビング・グリッスル)
インダストリアルミュージックという言葉の生みの親。
そんな彼らのファーストアルバム。
耳が痛くなるようなノイズと高周波!
たまに入るボーカルがまた渋いです。
ジャパノイズ程凶悪ではないのでなじみない方でも聴きやすいと思います。
まわりを巻き込まず一人で聴いて楽しみましょう。
Psychic TV(サイキックTV)
スロッビング・グリッスルのメンバーが立ち上げたグループです。
相変わらずのインダストリアルでピンピンのトゲトゲ音楽!
紹介するのは完全にアウトなモロ出しのジャケットの一枚。
ジャケットに負けない怪しい内容でミニマルで電子音にまみれた良作です。
アヴァンギャルド好きなら必ず好きになる一枚です。
Chris &Cosey
ストリッパー兼ポルノ女優兼モデルのコージーと
スロッビング・グリッスル(TG)のクリスのグループです。
TGのダークな部分をすべて取っ払ったポップでテクノな作品が多いです。
現在も活動しており実験色を増しているようです。
インダストリアルの幅広さがわかるグループの一枚です。
Nurse With Wound
ピンクフロイドの原子心母のジャケットでおなじみの
ヒプノシスで働いていたスティーブ・ステープルトンによって設立されました。
今まで音楽経験はなかったそうですがたまたまスタジオが使えたので
活動開始したらしい・・・
なんじゃそら
Spotifyに上がっている楽曲はおとなしいですが、
狂暴な楽曲もあるので是非Youtubeやレコ屋でディグってください!
Einsturzende Neubauten
ドイツの失業者2人が結成したグループです。
(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンと読む)
家賃滞納を理由にドラムセットを売却。
その後廃材をかき集めてドラムセットを作ったのが意外とよく、
インダストリアルでいこう!と方針が決定したそうです。
紹介したアルバムでは削岩機やドリルやハンマー等を用いて演奏しており、
失業者ならではの情念溢れる衝動的な仕上がりになっています。
お豆的にはThe・インダストリアル!と言う感じがして一番好きです。
まとめ
いかがでしたか?
世界には色々な音楽がありますね。
音楽好きでもかなり偏っていないと知らない分野ですので
是非聴いて周りに差をつけてください!
いじょう!
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