皆さまごきげんよう!
刺激足りなくなってきましたでしょう!
年末で忙しくなるのにやる気が出ない、
もう現実逃避したいですよね?
してご覧にいれましょう🐨
今日ご紹介するのはサイケデリックロックです。
サイケデリックロックは浮遊感があり脱力かと思いきや刺激的で、
聴くと不思議な気分になる音楽です。
サイケデリックロックは日常を忘れられる不思議な力があります。
この記事は、
- 日常を忘れたい。
- 不思議な気分になりたい。
- サイケデリックロックを知ってセンスを磨きたい。
といった方におすすめの記事になっております。
まず最初に、
サイケデリックロックの歴史や特徴を説明し、
次におすすめの名盤を紹介します!
サイケデリックロックの歴史と特徴
まずはサイケデリックロックの歴史的背景や概要を説明します。
諸説ありますので一つの見解としてお読みください!
サイケデリックロックの歴史
第二次世界大戦後、
アメリカでは戦争の復員兵の心のケアが社会問題となっていました。
その流れで精神分析が流行します。
その影響を受けてか、映像分野でサイコサスペンスが流行ったり、
精神障碍者のトラウマや薬物注射によるバッドトリップ、
アルコール中毒者が見る幻覚の映像化が試みられました。
そして、
サイケデリックロックと深く関係する、
幻覚剤LSDの幻覚作用の映像化も行われました。
これらをきっかけに、
当時の人々は夢や無意識に対する関心を持ちます。
こういった表現の音楽版がサイケデリックロックと言えます。
つまり、幻覚症状や夢や無意識を音楽で表現しようとします。
ちなみに、
50年代には著名な芸術家たちが創作過程にドラッグを用います。
こういった流れがあり、
60年代から70年代にサイケデリックロックとして開花したのかもしれません。
サイケデリックロックの特徴
大きな特徴は3つあります。
- ドラッグ(LSD)に関する歌やそれらが創作過程に用いられることが多い。
- 音がかなり独特で浮遊感があり不思議な気分になれる。
- 聴衆と演者がハイになることを目的にしている。
上で説明したように、サイケデリックロックとドラッグは、
切っても切れない関係にあります。
中には若くして亡くなったり精神を病んだアーティストが多くいます。
もちろん薬物の使用は許されません。
しかし、
サイケデリックロックが残したものはあまりにも大きいです。
今なお、お豆を含む多くのフォロワーを生み続けています。
彼らは命を削って創作活動に取り組んだといっても良いでしょう。
次項ではおすすめの名盤7選を紹介したいと思います。
サイケデリックロックのおすすめ名盤7選
サイケデリックロックの歴史や特徴を解説したところで、
おすすめを紹介したいと思います。
音楽ファンでも意見が割れる分野でもありますが、気楽に読んでください!
お豆が独断と偏見で、
サイケデリック度(創作中に使用したお薬の量)を判断し、
サイケデリック度が低い順に解説していきます!
The Velvet Underground / The Velvet Underground & Nico 1967年
まずはアメリカのヴェルヴェットアンダーグラウンドというバンドです。
薬物や性的タブーを歌にするバンドです。
アンディー・ウォーホールと関係があり、アーティスティックです。
バナナのアートワーク見たことありますよね?
現代音楽あがりのメンバーもいるため、
内に秘めたるものというよりは計算されたサイケと個人的には思います。
サイケデリック度:★★
素敵なメロディーが心地よく聴きやすいです。
Cream / Disraeli Gears 1967年
日本でも有名なエリッククラプトンが所属していた、
イギリスのバンドのサイケアルバムです。
エリッククラプトンはアルコール依存症/薬物中毒で、
サイケまっしぐらです。
(もちろん今は更生しています)
クリームはブルースが本来の姿なので、
かなり聴きやすいです。
アートワークのサイケ感と名曲の多さからサイケの名盤と言われています。
サイケデリック度:★★
The Beatles / Revolver 1966年
イギリスのビートルズの作品です。
言わずと知れたサイケデリックの名盤であり、
ビートルズファン内でも1,2位を争う人気のアルバムです。
ジャケットが有名なので見たことる方も多いのでは?
脱力系の可愛いサイケからゴリゴリのサイケまであるので、
聴きやすい構成になっています。
サイケデリック度:★★★
The Beatles / Sgt. Pepper’s Lonlely Hearts Club Band 1967年
こちらもビートルズの名盤です。
先ほど紹介したリボルバーと対をなす人気盤です。
このアルバムにある1曲で、
”Lucy in the Sky with Diamond”という曲があります。
曲名の前置詞を除いた単語の頭文字、
黄色で示したローマ字を読むとLSDです。
これは、LSDについて歌った曲と言われています。
この曲以外も全曲素敵なのでぜひ聞いてみてください。
サイケデリック度:★★★
The Jimi Hendrix Experience / Axis : Bold As Love 1967年
アメリカのギタリスト、ジミヘンドリックスのアルバムです。
日本ではジミヘンの愛称で有名です。
彼は薬物中毒で20代で謎の死を遂げます(諸説ありますが)。
ハードロックやブルースロックが主でしたが、
サイケデリックにも傾倒していきます。
そんなサイケデリックなアルバムの1曲を聴いてみてください。
サイケデリック度:★★★★
The Doors / The Doors 1967年
アメリカのバンド、ドアーズの1stアルバムです。
このバンドの特徴はヴォーカルであるジム・モリソンです。
幼少期から文学青年で歌詞がかなり詩的です。
音も特徴的でキーボードの浮遊感とギターのハーモニーが溜まりません。
また、薬物中毒者でもありジミヘン同様に20代で亡くなっています。
長めの曲ですが、最高にかっこいいので聴いてみてください。
サイケデリック度:★★★★
Pink Floyd / The Piper at the Gates of Dawn 1967年
最後はイギリスのバンドであるPink Floydの1枚です。
彼らはプログレッシブロックのイメージが強いですが、
初期2作品はサイケデリックです。
というのも、初期のみ参加していたシドバレットという
中心人物が重度の薬物中毒者でした。
類まれなセンスとカリスマ性でPink Floydを引っ張りますが、
精神を病んでしまい脱退します。
Pink Floydのサイケデリックな期間は短いですが、
多くのアーティストに影響を及ぼすPink Floydの重要な1枚です。
かなりサイケかつ不気味で、酔ってる感覚になります。
サイケデリック度:★★★★★★★
まとめ
音楽史のなかでも重要な位置づけにある、
サイケデリックロックの紹介でした。
サイケデリックロックのアーティストが命を削って
創作した作品は素敵ですね。
みなさまはいかがでしたでしょうか。
いい気分になれましたか?
薬物は絶対にダメです。
しかし、文化の発展に貢献したのは間違いありません。
それではまた!
以上!
※この記事は、下記文献を参考にしております※
・高木繁光 ”唯物論的サイケデリックの系譜” 2004年 同志社大学
・レコードコレクター 1988年3月号
・レコードコレクター 1988年1月号
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