お豆と嫁と田亀源五郎と運命の出会い

雑記

皆さま御機嫌よう。

2年前のバレンタインデーの話です。”お豆の好きそうな本をお願いします”という、はじめてのおつかいならばお蔵入りになりそうな手抜きオーダーを今の嫁にしました。

何を渡されるか楽しみに10日ほどを過ごしたのであります。

そして頂いたのは過去にも紹介したことのあるアウトサイダーアートという本です。普段見ないようなアールブリュットがたくさん見られる非常に楽しい本でした。

ちなみにこんな感じの本です。

最近嫁からその時の話を聞きまして、付き合って1年そこそこのおじさんから言われた激ムズオーダーに悩んだそうです。

大阪で一番大きな本屋でかなり悩んだみたいで最終的に2冊の中から上記の本を選んでくれたみたいです。

悩んでたもう一冊は?ってきになりますよね。

それがタイトルにもある日本を代表する”ゲイ・エロティック・アーティスト”田亀源五郎先生が編集された画集だそうです。

お豆はとても驚きました。と同時に運命を感じたのであります。

何を隠そう田亀源五郎先生の画集は今の嫁と付き合う前からずっと狙っていた(けど恥ずかしくてレジまで持っていけなかった)本なのです

三島由紀夫が仮面の告白で書いていた近江君の脇への情欲の理由がそこにある気がしてならなかったのです。エロス、だけでなく生と死、性別のないユートピア、そしてそこに繁殖や繁栄、そして持続性はあるのか・・・等々想像力を働かせてくれる要素をビンビンに感じていました

あぁほしい。

次の給料で買いに行こう。

今度は恥ずかしがらずにレジまで持っていけるかな。レジ袋の有無を聞かれたら”勿論”と言って切れてやろうかと思っています。

何はともあれ付き合う前から狙っていた田亀源五郎の画集を選択肢に入れていた女房・・・
バレンタインのプレゼントに攻めたプレゼントを贈ろうとしてくれたことに感謝して結ばせていただきます。

いじょう!

J.A. シーザー『J.A. Caesar』– 薔薇門『Baramon』[1972]

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